ピアノ・デュオのコンサート

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10月の連休中に「デュオの会」のコンサートに参加しました。

約25年前に、サンケイリビング新聞の地域版記事で募集されたピアノ・デュオ(連弾)のサークル。コロナ禍の影響で4年ぶりのコンサートです。

サークル会員の友人に誘われて、私は3回目の参加。そんな新入りの私でも、久々の本番とその後の打ち上げの楽しさは格別でした。普段やっているピアノトリオとはまた違って、デュオは全員ピアノ(当たり前)、同性だから居心地がよいのです。

年齢、キャリア、ジャンルはさまざま。ペアはくじ引きで決めていますが、曲の好みや練習場所の関係で、親しい人と組む流れが定着しつつあります。

本番が近づくと、全体の練習会を3回やりましたが、練習会のたびにペアの演奏がどんどん変わっていくのがわかります。そして最後のステージが総仕上げの場。ホールは響きがよく、フルコンサートグランドピアノ(浜松にあったあのCFX!→記事参照)なので、テンションがあがります(心拍数もあがります…)。

今回は、おなじみのブラームスやドヴォルザークの舞曲、シューベルトやフォーレの曲以外に、シャミナード、ピアソラ、ナザレの耳新しい曲もあり、全10組全く飽きませんでした。

デュオを四半世紀も極めると、かなりマニアックになります。ちなみに私のペアはR.シューマン作曲「舞踏会の情景」から。初めましての作品でした。

民主的な運営がうまくいっているサークルって珍しいですね。練習会では意見を出し合いますが、指導者もトップ奏者もリーダーもいません。本番の参加費はたったの3,000円。公共ホールの抽選、練習会の会場取りなど、メンバー全員のボランティア精神でもっています。ピアノ愛の賜物ですね。連弾ならではの「絆」もすごく感じます。

今まで、師事する先生の指導の下、門下生のソロ・コンサートやそのお手伝いをしてきた私にとって、こんな仲間との活動はとっても新鮮。何歳になっても新しい体験は大切ですね。

皆さんも一歩踏み出す勇気をもって、新しいことを始めてみてはいかがでしょう?