YouTubeで堪能 ショパンコンクール!

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コロナで1年延期となり、6年ぶりに開催された「第18回ショパン国際ピアノコンクール」は、日本人が8名も二次予選に進み、三次に5名、本選に2名残りました。その中にはメディアによく登場する注目の人も多く、いつになく盛り上がりました。

コンクールでは一次予選ではだいたい1人あたり30分、二次では45分、三次では1時間も演奏します。いったい何曲そろえてこの場に臨んでいるのでしょう。そして本選はピアノコンチェルトです。3回の予選で力を尽くし、心身ともに極限状態に追い込まれるであろう中での40分間の演奏。とても人間技ではありません。聴いているこちらも気合が入りますし、時に目頭を熱くして渾身の演奏を聴かせて頂きました。

そしてついに最終結果発表。日本人では反田恭平さんが堂々の2位、小林愛実さんが4位入賞を果たしました。小林さんは6年前のリベンジが叶いました。

20日間にわたる熱戦と感動をありがとうございました!そしてお疲れ様でした!


素晴らしいことに、このショパンコンクールの予選から本選までほとんど全ての映像が、YouTubeで見られます(→こちら)。時間を忘れて魅入ってしまいました。

YouTubeといえば、三次予選まで進んだ角野隼人さんは「かてぃん」という人気ユーチューバーで、音楽ジャンルを超えて即興演奏を配信しています。

反田恭平さんはアニメ「ピアノの森」のテーマ曲、エチュードOp.10-1の演奏が耳に残っていますし、3月まで放送していたEテレの「らららクラシック」にも出演されていた有名ピアニストです。

多くのファンが自由にネットで聴ける環境になったのは、本当に素晴らしいことですね。映像と音質の向上にも感動です。以前はニュースで最終結果を知り、かなり経ってからコンクールの総集編のテレビ番組を見る程度で、鉄のカーテンに覆われていました。

これからしばらくはショパンコンクール・ロスの日々。とは言っても、アフターの配信は続くに違いありません。今後の配信も楽しみにしています。