いよいよ梅雨入り。
…とはいえ、真夏のような暑さが続いていますね。身体だけでなく、気持ちもついていけず、思わず「喝!」を入れたくなる日々です。
そんな中、ピティナ・ピアノステップに参加した生徒さんがいました。2年ぶりに訪れた南大沢の会場では、スタッフの顔ぶれがすっかり変わり、若返っていることにびっくり。時の流れを感じました。
今回参加したのは、小学4年生のSちゃん。
発表会やクリスマス動画撮影のときは、いつもパワー全開で、聴いていて気持ちのいい演奏をしてくれる生徒さんです。少しでもミスがあると「もう一回やりたい!」と、時間ギリギリまで何度でも弾き直します。その集中力とこだわりには脱帽です。
そして、私に言われたことをやるだけでなく、自分で気づき、工夫して修正してくるところが、彼女のすごいところ。
そんなSちゃんが今回選んだ曲は、ギロックの『雨の日の噴水』と、チャイコフスキーの『白鳥たちの踊り』。どちらも演奏映えのする名曲です。
『雨の日の噴水』は、かつてYちゃんも4年生のときに挑戦した曲ですが、Sちゃんも負けず劣らずよく弾き込んでおり、当日はとてもよい評価と講評をいただきました。
『白鳥たちの踊り』は、バレエ白鳥の湖の中でも『4羽の白鳥の踊り』として知られる人気の曲。SちゃんはYouTubeでバレリーナの踊りを観て、イメージをしっかり持って演奏に臨むことができました。テンポや拍感の微妙な変化がバレリーナの足さばきに影響する…そんなことを感じながらの演奏は、表現力をぐっと高めてくれます。
よく練習してくる生徒さんに、こうしたチャレンジの場をつくることで、上達のスピードが加速しますね。コロナ禍で長らく中断していた活動でしたが、またコツコツ進めていこう、と気持ちを新たにした私です。
後日談…
「次にやる曲は、Sちゃんのやりたい曲でいいよ。クラシックの難しい曲でも、流行りの曲でもなんでも!」と伝えたところ…なんとリクエストはK-POP!
全く未知のジャンルでびっくりしましたが、YouTubeで検索してみると確かにかっこいい。とはいえ、まだ楽譜が出ていない曲ばかりで、こちらも試行錯誤の連続になりそうです。
夏に向かうこの時期、生徒さんたちの体調にも気を配りながら、無理なく、でも楽しく、ゆる〜くおけいこを続けていきたいと思っています。