「音楽と絵本の会」のコンサート

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昨冬の姪・姉に続いて、今冬は姪・妹の追っかけで、広尾サロンに表題のコンサートに行ってきました。28席しかなくて採算は取れないと思いますが、それでもワンドリンクと軽食がつくサービス満点な企画。

プログラムの第1部は、絵本の読み語りグループ「とろとっと」による4冊の絵本の朗読にピアノ伴奏が入り、休憩で軽食、第2部は声楽とピアノのコンサートでした。

ピアノを担当した姪の話によると、まず最初に朗読の動画が送られてきて、それに合う曲を自分のイメージで選んで組み合わせたのだそうです。姪が選んだのは、子ども向けにたくさんのピアノ曲を作曲した湯山昭さんや平吉毅州さんの作品と『魔笛』からでした。知っている曲だと曲のイメージに朗読が引っ張られてしまいがちになるのですが、私の知らない曲ばかりだったので、特定のイメージに結びつかなくてよかったです。

右脳と左脳を総動員!お話とピアノ、、、といっても私は「ピアノはどうかな?」とそちらの方につい細部まで耳を澄まして聴いてしまっていました。BGMとしてさらりと聞き流したほうが楽しめたかもしれませんね。
朗読と同時にピアノを弾くと、終始弱音で、文脈に合わせてフェイドアウトしたり進めたりして、最後は同時に終わらなければならず、姪にとってはよい経験になったと思います。

第2部、ソプラノの岡莉々香さんは姪の音高時代の同級生。歌ってしゃべっての大活躍で、とても面白いMCと美声のギャップに萌えました。20代の彼女のソプラノは豊かな声量で、明るく生命力に溢れていました。

はじめはちょっぴり敷居が高いと感じていた私ですが、彼女の愛嬌で場が和んで、トスティのアマランタの恋の歌曲からアンコールの乾杯の歌まで楽しめました。これぞ役者!発散するオーラは絶大。ピアノも、歌い手に安心感を与える確かなもので、大役を果たせていました。

こんな取り組みがいつか子ども向けにできたらいいですね。