ショパンコンクール・アフター??

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少し前になりますが、ショパンコンクールの締めくくり(?)と称して、かねてから訪れたかった浜松に友人と行ってきました。

今回のショパンコンクール二次予選でまさかの敗退をして大きな話題となった、牛田智大さん(2018年第10回浜松国際コンクール2位)の恩師でもあった故中村紘子さんが、浜松国際コンクールで審査員をしていた頃、足繁く通っていたといううなぎ屋をNHKの「サラメシ」で見て以来、ずっと行ってみたいと思っていました。

そこでこの機会に浜松に行って、中村さんの大好物だったうなぎの「二段重ね」を食べようということに・・(完全なこじつけですね)。ごはんーうなぎーごはんーうなぎとは、なんと贅沢なこと!

果たしてその二段重ねのお味は・・・?(ちなみに「うなぎ棚盛り」というメニューでした)

ものすごいボリュームで、おなかがはちきれそうでした。おいしいを通り越して完食までアップアップ。バイタリティ溢れる中村さんは、晩年も相当な大食漢だったと想像されます。


そして浜松国際コンクールの会場「アクトシティ浜松」はお店のすぐそばにありました。今年の11月にコンクールが開催される予定でしたが、コロナのため中止に。

アクトシティの奥には「浜松市楽器博物館」。

『世界の楽器と音楽を平等に扱う』というコンセプトの博物館で、私が若いころに傾倒していた民族音楽学者の故小泉文夫氏の名を冠した「小泉文夫音楽賞」を2014年度に受賞しています。

ギターに鍵盤がついています。イングリッシュギターという名前

1700年頃にイタリアのフィレンツェに住むクリストフォリによって考案されたピアノ。ここではその後の変遷の歴史を目でたどることができます。夢中になって見ましたが、鍵盤コーナーだけでも鍵盤楽器70点、電子楽器80点あるそうで、駆け足だったのでかなりの見残しがありました。

2台ピアノが1台になってる珍しいデュオピアノ

蝋燭台のついたパリ製のピアノ。
電気のなかった時代の物。

次の浜松国際コンクールは3年後の2024年。できたら聴きに出かけてうなぎを食べ、一泊して今度はゆっくり楽器博物館を回りたいと思っています。