夏休みの宿題

シェアする

9月もあっという間に過ぎようとしています。

夏休みの宿題提出や自由研究の発表も終わった頃ですね。

学校では今も相変わらずたくさんの宿題が出されているようです。学習ドリルをはじめ、アサガオの観察、絵日記、工作、自由研究…。皆さんにもさまざまな夏休みの宿題の思い出があるでしょう。
今回は恐縮ですが『私の記憶に残る夏休みの宿題ベスト3』を書いてみます。

① 絵日記(小2)

絵を描くことが好きだったので、小2の時に生まれて初めて日記を書いたのが楽しくて、翌年小3から本格的に日記をつけ始めました。当時は毎朝担任の先生に提出し、コメントを書いてもらうのが励みになっていたかもしれません。その後結婚するまで約20年間、大学時代は大学ノート20冊くらい?本当によく書きました。ちなみに卒論は「樋口一葉日記」を軸に3期に分けた作品研究でした。

余談ですが『光る君へ』は「紫式部日記」や「御堂関白記(藤原道長著)」に書かれた史実が基になっていると知り、日記が1200年前から続く営みだったことに改めて驚きました。

② 読書10冊(中2)

自由に選んで簡単な記録をつける宿題でしたが、じっと座って読書をするのが苦手だった私は何を読もうかと母にアドバイスをもらいました。学校の推薦図書は面白くない記憶がありますが、その時の母のおすすめ本は今でもよく覚えていて、以来読書好きになりました。

武者小路実篤の「友情」や三島由紀夫の「潮騒」など、青春期の友情とコンプレックス、異性への憧れや恥じらいが見事に表現されていて、心に響きました。

③ 読書感想文(高1)

モーパッサンの「女の一生」

長くて読み終わるのが大変でした。自然主義文学は15歳の私には共感できなかったけど、この歳になってまさに納得!不幸や困難を受けいれ「人生って人が言うほど良いものでも悪いものでもない」といわせる辺り…沁みます。

約40日間の自由な時間の中で、将来の夢や進路につながるヒントが得られるかもしれない宿題。ルーティンワークをこなすことだけを考えがちですが、もう少し長いスパンでとらえてみると、あの苦労も無駄ではないかもしれません。

気づいたら「読書のすすめ」になっていましたが、学校では教えてくれないことが一杯詰まった古今の名著。「読書の秋」もいいですね。