努力が実って

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当教室に通っている大学2年生の前田晃杜君が「第4回かわさきピアノコンクール(→こちら)」G部門(18歳以上/アマチュア・音楽愛好者)の本選に出場したので、聴きに行ってきました。

会場の「カルッツかわさき」は2,000人収容の大ホール。彼がいつも発表会で弾くホールは、エプタザールの160席から鎌倉芸術館の600席程度なので、ちゃんと音が会場の後ろまで届くか少し心配でした。

日頃狭い部屋で練習をしていると、部屋の中では大音量に聴こえてしまうので、つい手加減してしまう傾向があります。彼のフォルテッシモは本当に大きいのです。
リストのハンガリー狂詩曲の、繊細な装飾音符のパッセージからドラマチックな終結部まで、大ホールの隅々にまで美しく響きわたるように弾けているか?ピアニストは自分の出す音を観客席で聴くことができないし、録音もあてにはなりません。

どこまでできているか?私はそれだけが気がかりで、技術的な出来は心配していませんでした。1年間みっちり曲に向き合い、忍耐強く練習を続けたのですから。

本番の演奏は、ちゃんと最後列まで届いていました。ミスもなくきちんと弾けていたのでこれは期待できるかな?時間切れで最後の聴かせ所をカットされたのだけが残念でした。

そして先ほど結果が発表されました。

見事「審査員特別賞」を頂くことができました!!
入賞には一歩届きませんでしたが、最終審査に残った17人の中の4位から6位といったところ。

本人はこの結果に満足していないようで、勢いは止まらず、まだまだ頑張るそうです。

納得のいくまで、弾いて弾いて弾きまくって!

中2の時のコンクール初出場(2019.3.29のトピックス→こちら)から6年目で掴んだ審査員特別賞。コンクールの順位はその時の運にもよるから、あまり気にせずにね。

本当によく頑張りました!